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2015.4.19 風雲!大阪城音泉@大阪城野外音楽堂

関西の名物イベンター・清水音泉をなめてるバンド2組が大阪城で激突!
そんなイベント『風雲!大阪城音泉』が大阪城野外音楽堂で行われた。
雨予報も”ぶっ飛ばし"た"晴れ男"の2組とは、ポンコツバンド・キュウソネコカミと
コミックバンド・四星球!
満員の野音は一足早い夏のように、開演前から汗ばむくらいの熱気であった。

清水音泉・男湯こと田口氏が登場し、2組にちなんで『ドラゴンボール』の
『摩訶不思議アドベンチャー!』に合わせて、
清水音泉好きにはすっかりおなじみの彼の素敵な(?)歌声で注意事項を伝えると言うと
ざわつき盛り上がる会場。
しかし「危険なダイブはアカンで!」と歌うのに精いっぱいで強制終了。

次いでセクシーダンサー芸人・ヲタルの"入浴宣言"の後、忍者が殺陣を披露し、餅を客席に投げてしっかりと温めた後、
ほら貝の音と共に再び田口氏が太鼓を叩き、先攻のキュウソネコカミが登場した。

「前説の奴らあがり過ぎちゃうか―!!!」とヤマサキセイヤ(Vo.)が1曲目
『ウィーワーインディーズバンド!!』で絶叫する。
次いで『良いDJ』ではオーディエンスと一緒に歌い、
『ファントムヴァイブレーション』とライブでお馴染みの曲が続くと
スタンディングエリアだけではなく手をあげ踊りまくる会場で、物凄い熱気である。
曲終わり、ヤマサキは「俺もあがってるみたいやー!」と
初めて『ファントムヴァイブレーション』の歌詞を間違えたと告白して観客の笑いを誘い、
「熱いなー!楽しくてヤバイな。たまに風向き変わったらそっちから東南アジアみたいな
風吹いてくる!」と嬉しそうに笑う。
そして『メガシャキ』のCMソング『メガ Shake it』ではヨコタシンノスケ(Key.)の
合図でコール&レスポンス。
新曲だろうが素晴らしい反応のフロアはもうキュウソネコカミのものだ。
7曲を披露し、『DQNなりたい、40代で死にたい』では、ヤマサキはステージから
飛び降り客席エリアを走り回ってさらに湧かせる。
それからオーディエンスの上にのぼり、もみくちゃになった末何故かしゃちほこのような
ポーズになって笑わせた後、「俺を立たせろ!」とオーディエンスの上に立ち上がると
「ヤンキー怖い」と叫び盛り上がりは最高潮に!
そして『scary song』ではステージに黒い壁が登場し、後ろからヤマサキが奉行に
変身して桜吹雪を見せ、桜の花びらを振り撒きながら、ステージを右左へ歌い歩き、
ラストに彼らのメジャーデビュー曲『ビビった』で大団円を迎えた。

再びヲタルが登場し、急遽ネタをすることになったとセクシーダンスを披露。
すっかりホームな空気感でフロアからも「セクシー!」と声が上がる。
するとそれにすかさず指をさしながら「セクシー!」と反応するヲタルに笑いが
鳴り止まなかった。
次いで登場した忍者たちも「ほぼミキティー!じゃないか!」と笑わせつつ、会場の熱を
保ったまま、後攻へとバトンをつないだ。

再度田口氏の太鼓の後、
「楽しみにしていた風雲!大阪城音泉が来てうれしい!たのしい!だいすっき~!
今日が来るのを楽しみに待ちすぎて、首が長くなり過ぎちゃいましたよ~」と
『うれしい!たのしい!大好き!』に合わせて4人は段ボールのキリン列車に入って
登場し、北島康雄(Vo.)がキリンの首を客席に投げると、
「それ一番後ろまで運んで!で一番後ろの人まで行ったらあの塔の一番上に
おいてきて!」の命の通り、音響らがいる一番高いところのてっぺんでこちらを見守る
キリンにいきなり大笑いが起きる。
そして1曲目『絶対音感彼氏』では途中『ドラゴボールZ』の
『CHA-LA HEAD-CHA-LA』を挟んでオーディエンスと熱唱。
続く『我ら吉野川同盟』では観客の男性を一人ステージに上げ、ジェットコースターと
称し自家製の安全レバーを身に着けさせ、メンバーが彼を後ろに引き連れて客席へ
飛び降り、共に野音を走り回る。
「ちょっと待って!順番変わってる!お兄さん先頭で帰ってきた!(笑)」と北島が実況し、
はちゃめちゃな型破りなステージを初っ端から見せ、誰もを笑わせる。
『妖怪泣き笑い』では客席にジェット風船を配り、
清水音泉主催イベント『OTODAMA~音泉魂~』の晴天を願って、いったんしゃがんだ
観客がジャンプすると同時に風船を放ってカラフルでハッピーな景色が広がった。
次いでMONSTAR baSHで去年トリを飾った思い出を詰め込んだ新曲
『MOONSTAR daSH』では、その振付が北島の母親考案の"若返りダンス"であることを
話し、
「これ曲の振り付けになったってゆーたらね、「いやそんなん私怒られるわ~」て
ゆーてたけど・・・誰に!?!?」というエピソードも披露。
「キュウソのセイヤくんも顔面麻痺治ったね!それは凄い良いことやし、誤解を
招くかもしれへんけど、僕は、ホンマは今日までセイヤくんの病気が治らへんかったら
いいなって思ってた。それはなんでかっていうと、僕らがこうやって笑わせて、それで
治したるって思ってたから!」と
ふざけた格好で大真面目に語る姿に胸を打たれるばかりだ。
そのまま『Mr.Cosmo』へ突入し、UFOを呼ぶと何故か『ドラゴンボール』のフリーザに
扮した北島が登場し、『NEWシングル「MOONSTAR daSH」8月19日発売』と書いた
大きな旗をはためかせながら再び客席エリアを宣伝して回り、ステージに帰ってきて、
「年取って初めて分かったことがあります!キツさと楽しさを一緒に味わえる!
年取るん飽きへんわー!」と汗でフリーザメイクもはがれつつ、息を切らしながら、
「僕は清水音泉が大好きです!清水音泉に言われたことはなんでもやってきました!
清水音泉に言われることはこれからも、解散以外はやろうと思ってます!」と真っ直ぐに
熱意を伝えて、清水音泉番台・清水氏に「バラードも作ったら?」と言われて作ったという
『フューちゃん』を最後に歌い上げた。
夕暮れどきに優しく、そしてパッションの溢れんばかりにバンド一丸となって演奏した
この曲に、目頭が熱くなった。
そんな良い曲の合間にも北島は何故か客席に万札をまき散らしていた。

アンコールでは、キュウソネコカミも登場し、四星球が『OTODAMA~音泉魂~』を
テーマにして作った『オトダマーチ』を、KANA-B●ONが使い終わったステージを
使わせてもらってるなどとイジりながら、2組で演奏した。
それに続いてキュウソネコカミが"清水音泉ぶっとばす!"という仮タイトルが
ついていた『OS』をタイトに披露したのだが、チョンマゲのカツラを被った
"チョンマゲマン"四星球北島と、何故かホーンを持って登場した四星球の
スタッフ・谷口君が邪魔ばかりし、オーディエンスを笑わせ、盛り上げた。
こうして互いの色を出してぶつかり合ったお祭り騒ぎの戦いは、笑顔あふれる大盛況の
うちに幕を下ろしたのだった。


セットリスト
<キュウソネコカミ>
01.ウィーワーインディーズバンド!!
02.良いDJ
03.ファントムヴァイブレーション
04.GALAXY
05.メガ Shake it
06.勇者ロトシック
07.空芯菜
08.DQNなりたい、40代で死にたい
09.なんまんだ
10.scary song
11.ビビった
<四星球>
01.絶対音感彼氏
02.我ら吉野川同盟
03.妖怪泣き笑い
04.MOONSTAR daSH
05.Mr.Cosmo
06.フューちゃん
<アンコール セッション>
01.オトダマーチ
02.OS(清水音泉ぶっ飛ばす!)

by yonayonagirl | 2015-04-26 13:32 | 音楽


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